
■暑さ寒さは何で感じるのでしょうか、「体感温度」、放射:keyword■
夏になると、「室内を27度にしようか」「1度上げようか」と省エネを考える、このあたりの検討が日常的になされています。基準値にこだわる検討が、頻繁であればある程、忘れてしまうこともあります。
そういえば、そよ風が抜ける部屋は涼しかったな。 からっとしていれば、室温が高くても暑くなかったなあ。 計測すると室温はあまりかわらないのに、なぜ民家は涼しいんだろう。
そうした記憶が実は大切なことを思い出させてくれます。
私たちは、室温どおりに、暑さ寒さを感じているわけではないのです。
私たちが寒さ暑さを感じるのは、体です。体の感じる温度は、室温とは異なるものであることは、昔から多くの研究で明らかにされ、いくつもの計算式が用いられています。
それは「体感温度」と言います。
心理的な面も含め、さまざまな要素が、暑さ寒さ感に影響を与えています。主に影響する項目に「気温、湿度、風、放射」の4つがあります。
これらの調整で、簡単に2~3度の体感温度は変わってしまうのです。
このあたりを、思い出すと様々な工夫が可能であることに気がつくはずです。
エクセルギーハウスには、そうした工夫が沢山重ねられています。
夏を迎える前にしばらく、このことに触れようと思います。
まず、わかりにくい「放射」の効果の事例紹介から始めましょう。
写真は、エクセルギーハウスシリーズの「生みの家族?」の一軒にあたる
「涼の家吉祥寺」の夏の様子です。実に魅力的な暮らしを楽しんでおられます。
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