
■心地よさは何で実現できるか、1つのことで実現できない、小さなことが沢山集まって:keyword■
NPOメダカのがっこう
http://www.npomedaka.net/index.htmlの田植えは今年も盛況だった様です。メダカの学校では様々な大切なことを、体で学習します。
おいしいお米が出来るためには、イトミミズが何匹、、かえるが何匹、ヤゴが何匹、蜘蛛が何匹と、多様な存在の、すべてについて、欠かすことが出来ない、ということを学習します。
ここ数十年の間、問題があれば、ひとつのこと、ひとつのもの、で、解決しようという方法が主流を占めてきました。病気を治すのに、特効薬のようなものがあって、それさえ飲めば治る、といった方法です。
建物における「快適」、「心地よさ」についても、エアコン1つあればすべて片付く、といった考え方です。
しかし、体で言えば、病気になるような生活習慣や、食生活などを改善しなければ、仮にその薬が一度効いても、すぐに元に戻ってしまうこと、あるいは副作用が残ることなどがあるということを学習してきました。
エアコンについても、冷房病などに象徴されるように、様々な再考を迫られてきています。
「快適」「心地よさ」についても、良い米が育つのと同じように、多様な小さなことが重なり合ってゆくことが、実は大切なのだ、ということが分かってきました。
ここのところお話してきました。「窓越緑視率」「それにかわるスクリーンなどの工夫」「冷えている壁」「窓の向き」等もその一部です。そうした小さな多様な要素が重なり合って生まれた「心地よさ」は、他にはかえられないのです。
そうした小さな多様な要素に活かせる、「資源性」が、じつは身近なところに沢山存在しているのです。
そこで、その「身近な資源性」をいかしながら、「夏のエクセルギーハウス」づくりを進めてきています。
http://homepage2.nifty.com/architecta/index.html小さな多様な要素を重ねてゆく取り組みを、多様な田んぼの生き物たちへの取り組みと同様に勧められていることは、本当にうれしいことだと思います。
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