
久しぶりにパスタを作って見ました。
手入れをしない屋上ですが、行く度に、葉や花を、つまんでは食してみています。硬いものは良く噛んで味わってから、プーッとだして還したりします。そうしてじっくり味わってイメージに浸るのは楽しいものです。
日本のハーブの代表ともいえる蓬、もう塔の立っているものですが、天辺の方の葉をつまんで、噛んでみました。すると、不思議なことに、なんと、地中海の夏のあの乾いた干草が香る空気を思い出すことができるのです。うれしいので、何日も、その、夏の、遠い香りを楽しんでいました。
そのうちに、これはサルビアにも近いと気づき、サルビアバターのパスタを思い出しました。「サルビアより強いから、ゴルゴンゾラと合わせてみよう。」
男の料理は、主夫の料理とはことなり、歓迎されるものではないでしょう。お許しを頂いてどきどきしながらつくるのです。結果、喜んでもらえれば大成功です。次回のお許しを頂くのが少し楽になりました。
その後、日伊相互文化普及協会の江原恵美さんから、「イタリアでは、蓬(日本のものと兄弟種)を良く使うのよ」と教えていただきました。そして、私の好きなアブサンやチンザノにも使われていること、そして、薬効が強いので天辺から15cm以外は使ってはいけないこと、効力が強すぎてアブサンは製造中止になったこと、驚きとひやひやのお話になりました。
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