手前味噌の味

■仲良しの微生物たちとともに、常在菌：keyword■

「数々のおいしい味噌をいただきました。でもこの味噌が一番おいしい。こういうのを、手前味噌というのね。」
と、うちの彼女が、言ってくれました。

味噌甕の味噌の表面に、小さな白い山がいくつかありました。その部分は、カマンベールチーズに近い味がします。わからないことだらけです。これから先の、味噌管理の方法を、また先生に教えていただこうと思います。

冬の日差しに満ちた落ち葉の絨毯の上で仕込んだ事、を思い出します。さまざまな味噌向きの微生物が、日向ぼっこをしていてくれたおかげでしょう。
来年は、かわいい、うちの味噌のために、その日に披露してくれた、写真の「菰」,をつくってもらうように.,頼んでみるつもりです。

女性の手のひらには、乳酸菌がたっぷり暮らしているそうです。それが、不向きの菌を排除してくれる役割をはたしているのだそうです。残念ながら男性には、ほとんど、その乳酸菌がいないそうです。
こんなにおいしく出来たのに、それでも、女性の手作りにかなわないということです。うちの彼女も、来年の初挑戦に夢を膨らませています。

しかし、おいしかったから、公表できます。じつは、この味噌作りに先立って、私は手を洗っていないのでした。うちの彼女もこれを読んでびっくりするでしょう。