
■収納の工夫、風通しの良さ、最薄■
西東京の家では、これ以上ないという密集地の中のコンパクトな敷地にもかかわらず、さんさんと陽が注ぐという、特殊な建て方が採用されました。
無駄なものは一切省かれました。したがって、玄関もありません。ないというのではなく、さんさんと陽が注ぐ光庭、坪庭が玄関の土間の代わりをし、外から光庭にはいる部分の木戸が玄関扉の代わりをし、光庭は、直接リビングに面する、といった構成です。したがって靴箱らしい靴箱もありません。
これが靴箱です。下のほうに見える丸いのが、靴のかかとをかける部分です。つま先があたる背面が、フエルトや、やわらかいコルクなどでできていれば、靴先を傷めることはありません。
壁厚の中に収まってしまう、最薄の靴箱になります。かつ、靴にとって、風通しもよいのです。
そして、シューフィルの大谷さんによれば
http://www.shoephile.co.jp/index.html、イタリア的に言うと、靴にとって大切なのは、かかとのグリップ力だそうで、その形状維持が容易なのです。
久ぶりに伺いました。
嬉しかったのは、とても奇麗に使っておられること。
そして、靴裏もこんなにデザインされているんだ、ということがわかったことです。
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