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地球のことを考える(その4)

蝉の登場

■地下から急速に掘り出さない、身近な資源性をいかす、エクセルギー:keyword■

同じように地下から掘り出したものも、大気中に、散らかってゆく様子はさまざまです。

CO2や放射性物質は、一度大気中に散らかり始めると、どんどん広がって止め処もなくなり、なかなか集めるのも大変です。

しかし、鉄は、部品として世界中に出回りますが、その場所に比較的留まりますし、集めてまた塊にすることも、比較的容易です。

したがって、CO2や放射性物質などに比べれば、鉄の方が、注意を払えば、扱ってゆくことに容易な面があります。こんなことを、エクセルギーの視点を持っていると、考えてしまいます。



いずれにしても、掘り出したものに頼りすぎない暮らしの工夫が必要です。では何を使えばよいのでしょう。
それは地上のものを活用すればよいのです。

大気中の物質成分は長い間変わってきていない、という地球の状態のことですが、
それは、地表面と大気圏の間で、常に行き来するダイナミックな循環によって、その恒常状態が保たれるという仕組みによる、と教えられて、また驚きます。

樹木はCO2を吸収することはよく知られています。しかし、樹木は毎年落ち葉を落とし、一部は枯死し、それらは、大地の上で微生物に分解され、大気中にCO2を放出しているのです。したがって、大雑把にいえば、大気中のCO2の量は変わらないのだそうです。


では、毎年樹木が成長する分だけ、間伐し燃料として燃やした場合はどうでしょう。大地の上で腐らせても、燃やしても、発生するCO2の量は変わりません。

この原理が、まきを燃やしても、ペレットストーブを使っても、大気圏のCO2を増やすことにならないこと、を説明しています。 ただし、常に樹木を育てていることが必要なことは、同じ原理から、同様に理解できるでしょう。

こうした原理に基づく燃料を、バイオマス燃料といっています。
身近なところには、こうした資源がたくさんあります。

それを、「身近な資源性(ローエクセルギー)をいかす」
http://homepage2.nifty.com/architecta/page033.html
http://architecta.blog64.fc2.com/blog-category-17.html
ということで、私たちは大切にしているのですが、その辺に触れましょう。

蝉も、切ないくらい、ほんの少ししか、地下から持ち出してきていませんね。
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