■いえづくり、「小さな試み」が大切:keyword■

「フラクタル科学入門」三井秀樹著、日本実業出版社をみてください。
全く、自然の写真のように見えます。でもこれは、コンピューターが描いた絵です。しかも、コンピューターが、1つの小さな式を、無限に近く繰り返してゆくと、このような図形が、自動的に誕生するのだそうです。
不思議なことです。
絵は小さな点の集合体です、「小さな式」とは、「絵の中の隣り合う小さな点と点の関係性だけを決めた物」に近いのだそうです。それがこんなに自然に近い、壮大な造形を作ってしまうのです。
エクセルギーハウス府中では、
住まい手に、こうした日常余り触れることの無い数学の世界に、導いていただいています。
そのことにより、大切なものの見方が育ってきます。
「地域、そして地球環境に何かをしたい」と思った場合、
「自分と自分の家、せいぜいそのまわりの身近な環境との関係性だけに充分配慮すること」
に、個人個人が熱中したとします。
すると、地域や地球全体に、「大きなルール」や「大きな仕組み」が作られなくても、
この造形のように自ずからすばらしい地域や、地球環境が誕生してくるのではないか。
いえづくりという「小さな試み」が大切、という「フラクタルの理論」の展開です。そう思えてくる、「うれしい住宅設計」のプロセスです。
スポンサーサイト
- http://architecta.blog64.fc2.com/tb.php/147-e0e22ac0
0件のトラックバック
コメントの投稿