
「集めること」と「散らかすこと」
生き物は自分の周りや、少し遠いところまで出かけて行って食べ物を探し、身につけて成長してゆきます。散らばっているものをとりこみ、自分の体に変えてゆくのですから、それは「集めている」ことになります。
また同時に、生き物は死ぬと、多くの別の生き物が集まってきて、それを自分に必要なところだけ食べて、あちこちに散らばってゆき、そこに糞として落として行ったりします。つまり「散らかしている」ことになります。
「集めること」「散らかすこと」そして「そのバランス」、が私の最も関心のあることの一つなのです。「変なことに関心があるなあ」と思われることでしょう。しかし、面白いのです。
そのうちに、このことが「面白くてたまらない」と思ってくださるお仲間が増えてくることを信じています。
「サケの遡上現象」も見てみましょう
http://architecta.blog64.fc2.com/blog-category-10.html。鮭が生きている間、水の中に散らばっているプランクトンなどを「集めて」自分の体を作っています。上流に泳いでゆき、生き果てることにより、その体は分解され「散らかってゆき」肥沃な大地になってゆきます。つまり「サケの遡上」も「集めて」「散らかす」こととして、面白がっているのです。
どこを見ても面白いものだらけです。
今飲み込んだ空気の中にも「散らかってゆこうとしている存在」がたくさんいます。
空気中には、珪藻や藍藻の種、そしてもう少し大きな昆虫に近いようなミジンコの卵が、常に散らかってゆこうとしています。
したがって、屋上の、蓋をしていない水面には、誰かがどこかの池から運んできたわけではないのに、かわいいミジンコが楽しそうに泳ぎ始めるのです。写真の水面に見える白い小さな粒は、水中の,
水面近くにいるミジンコに太陽の光が当たって輝いている様子です。
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