fc2ブログ

Entries

電線の入らない電気の活用

電線
■驕り過ぎていないか:keyword■

私たちは、たった100wで生きています。

走り、運び、考え、工夫する。そうした多くをこなす人間は、電気等のエネルギーに換算すると、おおよそ100wで毎日動き続けることができています。

たったの100wでそれらの仕事を片付けてくれるのです。
身の回りに、これほど効率の良い機械があるかどうか探してみてください。

自然が与えてくれたもの以上に効率の良いものはないのでは、と気がつきます。
一見、自然のものより優れているような、例えばコンピューターや宇宙船のようなものも、それが動くために、別のところで、多大な「つけ」を払っていることに気がつきます。

人間がもっともっと進化した遠い将来のことは分かりませんが、少なくとも、現時点においては、
「人の作るものは、自然が作るものに叶わない。」という謙虚さが必要なのではないでしょうか。

20世紀には、技術が飛躍的に進歩しました。信じられないほど便利になりました。
しかし、発電所で10投入された資源が、部屋の中の蛍光灯の光には1しか使われてなく、9は無駄に捨てていた、ということに気がついてきているのです。このことについては、http://architecta.blog64.fc2.com/blog-category-9.htmlをご覧ください。
「便利なことが必ずしも合理的とはいえない」のです。

では、どうすればよいのでしょう。

「謙虚に自然物を模倣するか」、「自然に託するか(別の機会に触れます)」というあたりが、現実的と考えています。

電気について言えば、私たちの体も、実は筋肉のレベルにおいて、電気で動いていることが知られています。しかし、私たちの体の中に電線は発見できません。

自然の恵みである生物体内で活躍している電気は、その場所で、製造され近くで使われているということです。 電線があるような仕組みでは、高効率は望めないということを、自然は知っているのでしょう。

実際、ハイブリッド車や、太陽電池など、まだ、電線がなくなるまでには至りませんが、かなり短くなり、車や、家といった、その場所で電気が製造され、使われる仕組みになってきています。

バイオの研究が盛んになってきています。きっと近いうちに、電線のいらない電気の活用が少しずつ実現してくるのではないかと思えてきます。

少なくとも、地球のことを考えた場合、便利ではあっても、長い電線を使うような仕組みは、宣伝文句はともかく、決して将来に向いている適切な仕組みとは言えないでしょう。

「電気は、電線無しで使うことが理想」と思いながら、社会を見つめてみると、いろいろ気づくことができます。



電気に限定している話ではありません。私たちは、「植物や、微生物など、さまざまな生き物の仕組みを謙虚に学なび、それらと同じようなことをしてみよう」、というのが、かなり高度で、かつ、未来にひらかれた技術になると予想するのです。

しばらく、この視点に立って、エクセルギーハウスの仕組みについて触れようと思います。
スポンサーサイト



この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)
http://architecta.blog64.fc2.com/tb.php/168-3e7c7532

0件のトラックバック

0件のコメント

コメントの投稿

投稿フォーム
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

Appendix

プロフィール

EXERGYHOUSE

Author:EXERGYHOUSE

ブログランキング

にほんブログ村 住まいブログ エコ住宅へ FC2Blog Ranking 人気ブログランキング

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード