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素晴らしい人生 La Vita

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■お互いの存在を認め合う:keyword■

イタリアは、私たち夫婦にとって、親しみ深いところです。
40を越える頃に、10数年にわたって、毎年訪れることができました。

私は、いずれの語学も得意ではありませんが、その場に親しめば、言葉が不自由でも、沢山のことに気づくことができるのは嬉しいことです。

「differente」「違う、異なる」は、日本ではあまり良い意味に使われませんが、イタリアでは「違う」ということは良いことのようです。
そこで、初めて出会っても、あからさまに両者の「違い」を表出します。
そのうちに、相手と自分の「違い」がはっきりと意識しあえるようになると、その「違いのポイント」をお互いに大切にしながら、とても仲良くなってしまうのです。

日本では、「同じ部分を見つけます」。「あなたもそうですよね」という感じを大切にして、無駄に争うことをしないで済むようなしくみを私たちは持っているようです。「なあなあの関係」という問題点として、頻繁に指摘されますが、そればかりではないはずです。

「共通点を見つけること」と「差異点を見つけること」は、その存在の実態を把握する、という点では同じことかもしれません。
「共通点と、差異点を感じ取って、相手の存在を否定せず、認め合う」という交流の方法は、人生にとっても、あるいはすべての生き物たちにとっても、基本的で、かつ素晴らしい授かりものなのかもしれません。

それに比べ、多くのルールを作り、弁護士の数を増やし、「訴える」事を増やし、相手の存在を否定しようとする今日の傾向はいかがなものなのでしょう。

La Vita は、私たちがイタリアに通っていた頃、極めて若いオーナーであった、須田さんが始められたイタリアンのお店です。http://homepage3.nifty.com/lavita/
La Vitaは、「命、人生、生活、活動」を意味します。

「開店のコンセプトは、フィレンツェの裏道りにある小さなトラットリア(食堂)でした。
単に食事をするというだけのスペースではなく、
もっともっといろんな日々の生活のドラマがあって、人間味のある。
そんなトラットリアを開きたい。それがきっかけです。」と、記されています。

独自性と親しみやすさが共演するダイナミックさが、料理にも会話にも、さりげなく、ふんだんに盛り込まれています。
訪ねると、「楽しい生活」の実感が広がります。


スローフードの活動もイタリア起源です。健康や環境に関わる活動も「楽しい生活」として繰り広げています。その辺りはイタリアの得意とするところのようです。
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