
■畳の部屋で使えるキッチン:keyword■
写真では分かりにくいと思いますが、畳の間の向こうには、膝丈程下がった土間があります。その土間で、こちらを向いて、調理の立ち作業をします。
なんと、その調理台は、こちら側の畳の間から、座りながら使えるという、重宝なものです。
とてもモダンなセンスです。なのに、これは、沖縄の古民家なのです。驚きました。いざり姿と、立ち姿の両方が素敵に見えます。効率的でもあります。いろいろな人が調理に参加できる団欒の場面も想像できます。
実はこうしたものを以前に東京で拵える機会があったので、さらに、感慨がありました。
http://architecta.blog64.fc2.com/blog-entry-105.html形は、そこに繰り広げられる生活、とらえようによってはドラマが素敵であれば、自然と美しくなってきます。
どんなにデザインしても、そこに繰り広げられる生活と、調和していない場合には、そのデザイン、そこに存在する「形」は、まったく、生きてきません。
人それぞれに異なる生活、地域により異なる生活、そのドラマ、それらに相応しい形があるのだろうな、と思います。
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