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生ゴミの漬物(その1)

生ゴミの漬物
■鮭の遡上現象、屋上菜園、ゴミの減量:keyword■

有機農業技術支援センターの稲葉光圀先生には、お会いする度にいろいろなことを教えていただきます。

生ごみをゴミ回収に回さずに、「漬物にする」ように教えていただいて、もう、1年半になります。

「生ごみを処理する」という意識を棄てたほうがよいのです。生ごみを大切にして「漬物」を作るのです。

そうすると、都市のゴミの減量になります。

そして。写真を見てください。これは、自宅の下階に位置する当事務所の入り口脇の様子です。自転車と、こうした紙袋が、この1年半ずっと置いてあります。この紙袋で「生ゴミの漬物」を作っています。

しかし、事務所に来られるどなたも、この事実に気がつきません。なぜならば、生ごみ特有のいやな臭いが、一切しないからです。

この事実を、いらっしゃる方、皆さんにお伝えしたいがために、ここの場所以外に製造本舗を移そうという気になりません。

ここで製造された漬物を、屋上の「間伐材丸太菜園」http://architecta.blog64.fc2.com/blog-category-14.htmlに撒きます。

汚したもの、つまり栄養を含むものは、通常、高いところから低いところへ流れて行きます。下水というのはまさにそうした仕組みです。しかし、自然界には、これとは反対に、汚れたものをきれいな上流にわざわさ運び上げている仕組みもあります。

自分はこの仕組みに興味があります。鮭は死ぬ時に上流のきれいなところへ上ってゆきます。そのきれいな流れの中で朽ちて、その辺りの生き物たちの栄養になります。鮭は自ら「自分の体」という汚れ(栄養)を上流に運んでいるのです。これを「鮭の遡上現象」http://architecta.blog64.fc2.com/blog-category-10.htmlといいます。

生ゴミもかつては、4階に在る自宅から、下のほうへ、道路へと下ろされていました。それを1年半前から、この「鮭の遡上現象」に習って、屋上へ運び、撒くことにしたのです。

この漬物は決して土の中にすきこんではいけません。自然に消えてゆくのを待つのです。

次回は、漬物の作り方についてふれます。
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