
■私たちが生きられる地球:keyword■
素晴らしい眺めでした。
富士山を、こんなに大きく拝めたのですから、多少高度が低かったのかもしれません。
でも、一般的に、このタイプのジェット機は、1万mぐらいの高度で飛んでいるのだそうです。
リラックスしてシートにもたれ、このような光景を眺められるのは最高です。
この心地よさに感けて、その環境を提供してくれている飛行機が、さまざまな努力をしていることを、忘れてしまいます。
高度1万メーターの酸素濃度は、通常の20=30%くらいだそうです。そこで、飛行機では、私たちに酸素濃度を高めるために、空気を数倍に圧縮して室内に供給していると伺いました。
日本の近くで、飛行機で東西に移動しますと、行きと帰りの時間が異なることは、よく知られています。しかし、それがこの1万mあたりに西から東に吹く風のせいだ、しかもその風の速度が時速300km程度という信じられないほどの強風であることを知ると驚きます。
家が倒れるほどの大きな台風でも、風速100kmを超えることはほとんどないことから想像すると・・・。
気温はマイナス60度ぐらい、酸素は20~30%、風速時速約300km。これでは外に放り出されたら、この景色を眺めるなどという、余裕はどこかへすっ飛んで行ってしまうだけでなく、そのままでは長くは生きられません。
大空や、宇宙は、私たちに夢を見せてくれます。でも同時に大切なことを教えてくれています。
それは、「地球を卵に例えると、私たちが生きられるのは、卵の殻程の薄い領域」
http://architecta.blog64.fc2.com/blog-entry-135.htmlということ。どこかのお金持ちが「宇宙に逃げて暮らせばよい」と言っているけど、?と思います。
地表面に暮らすことができている事実に感謝し、そうした有難い大気のエリアを大切にしよう、と思うのです。
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