
■日頃使っているもので備える:keyword■
写真は、ハイチで、被害にあわれた方の心の、深くをとらえようとしているように感じられます。ジャパンタイムスの記事の抜粋です。
阪神震災の時も、非常用水が、日常的にその存在を知る機会が無かったために、全く活用されなかった、というような事例が少なくなかったと聞きます。
非常のためのしつらえは、日常的に目に触れられる、手に触れられる、出来れば、日常的に使用しているものが、その際に活躍する、という仕組みが良いようです。
建物でいえば、日常のしつらえにも、充分な予算が掛けられないことが多いのですから、非常のためだけに費用を掛けてしまうと、日常の充実を損なう、本末転倒になってしまう恐れもあります。
木造を中心とする、日本の街では、地震の時もそうですが、火災に対する対策が重要です。
エクセルギーハウスでは、雨水をためてそれを上手に活用し、夏涼しく、冬暖かく過ごすことを基本にしています。したがって、非常時でも使える水が、変動はありますが1tから3tぐらい溜まっています。
1台の消防自動車が積んでくる水は、1、5tだそうですから、ほとんど1台分の水を建物が溜めておいてくれていることになります。
http://architecta.blog64.fc2.com/blog-entry-84.html日常、使っている存在が、非常の際に役立つしくみなのです。
いろいろと、考えておく必要があります。非常の際にはお湯が活躍する場面がたくさんあります。冬を暖かくする仕組みは、年中稼働できるようになっているので、ガスや100vの電気が建物に来なくなったとしても、太陽の恵みだけでお湯がいつでも出ます。
こういう知らせが、ずしんと重く感じられた時こそ、日常の雑事から離れて、こういうことを考える機会をいただいているのだなあ、と思う事にしました。
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