


■屋上菜園、根こそぎにしない野菜;keyword■
庭や家の近くで自分たちのために作る野菜は、お店で扱われているものとは、違っていてよいと思います。
ネギも青菜も、お店では根つきで、並べられています。根が付いているほうが、家に持ち帰ってから新鮮さが長持ちしたり、農家で収穫の際に、根つきで大地から抜き取るほうが手間いらずであったりするのではないかと推測します。
自分用の野菜は、「つまんで食べる」が最も重宝、と感じています。芽や蕾などおいしそうになってきた部分を、その旬ごとにつまんでいただきます。
いつもおいしい部分を新鮮なまま楽しめますし、種まきを何回もするような手間がいりません。
一回育った野菜をかなり長い期間に渡って、味あわせてもらえます。、
芽や蕾をそのまま伸ばして花を咲かせてしまうと、その草はその状態で枯れてしまう運命にあるのだそうです。
ところが、それらをこまめに摘んであげると、しっかり花を咲かせるまでは、と頑張るために、その草は、寿命を長らえようと頑張るのだそうです。少しかわいそうな気もしますが、「逞しい一生」と、思ってもらえる程度の適度な摘みかえしというのがあるのではないでしょうか。
青菜、セロリ、大葉などなど・・・。
ネギなどは、いくら摘んでも万年です。
根つきで、購入したネギの葉の部分をいただくときに、根の部分をとっておいて、うちの屋上菜園に植えます。するとどんどん葉を伸ばします。そして、何年もその場所で生息してくれるのです。その間何回もネギ坊主をつけてくれました。
そのネギ坊主が、首を垂れて、大地に還る姿を見て、そこからまた新しいネギが生まれるのかなあ、と思っていまいしたが、今のところその方法では、ネギは株を増やしてくれません。ネギの株を増やすために、ひたすら、買ってきたネギの根を植えています。
ある時、フランスでは、ポロネギを貧乏人のアスパラといって、そのおいしさを評している、ことを思い出しました。もしかして、このネギ坊主は、アスパラのようにおいしいのではないか、と。
以後、ものすごくジューシーなネギ坊主を、ただ焼いて、という程度で、「屋上のアスパラ」とたたえ、春になるのが待ち遠しくなったのです。
坊主の頭が、大きくなりすぎないうちに摘むのがポイントです。
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