
■内装のこだわり、材木の保管:keyword■
エクセルギーハウス大室山が、7月完成をめざして、大詰めに差し掛かっています。
建物のつくり方には、間取りや、窓の開口、天井の形状等の基本の部分だけをつくるにとどめ、後は暮らしの中で演出してゆく方法、と、内装の仕上げ材料や、棚や家具などまでデザインしてしつらえる方法、の二つのパターンがあります。
エクセルギーハウス大室山は、後者になり、それなりの出費も必要になります。
肉料理や、炒め物などをあまりしない、野菜中心の食生活をすすめてゆこうとしておられ、お迎えするお客さんも参加できるアイランド型のキッチンカウンターを、木製にしたいということで、その材を探しに行きました。
大きな板を沢山保管しているような、材木屋さんは、かなり減ってきていると思います。
三島の谷田木材には、10年以上寝かしたものが、広大なスペースで管理されています。
http://park3.wakwak.com/~kimatoma/woody/社長の窪田さんから、長い期間、割れが起きないように、移動させながら保管している様子などを伺い、大きな材を活用したい、ということは、現代のように、何でもスピードが要求され、「時は金なり」とせっつかれる時代には、材が育つ過程、そして、寝かされる過程、といった「年月が重ねられてくる価値を大切に味わわせていただく」といったものになってきているのだ、と痛感させられました。
スポンサーサイト
- http://architecta.blog64.fc2.com/tb.php/196-90d6b6e9
0件のトラックバック
コメントの投稿