もう10年ぐらい前になるでしょう。
屋上で畑の真似事をやってみたいと思いました。
そう思ったのは、かなり変わったきっかけからなのです。
それは、「屋上に自然に土が誕生してきている。」という謎めいた話なので、そのうちゆっくり書きます。
今はというと、いろいろなテーマを見つけて畑に手を掛けるというよりも、眺めることのほうが多いという毎日になっています。
その1つが、「野菜の野草化へのチャレンジ」です。
実はこの畑では、トマトもジャガイモも余り大きくなりません。
負け惜しみではありません。
最初はそのような気持ちもなかったわけではありません。でも味は濃く、しっかりとしているのです。
そこで考えました。
「おいしいものをたくさん食べたいとひたすら思ってきた今までの人生。」 「そろそろ体のことも考えて量を減らさなければ」という歳にとうになっていました。
たとえ小さなトマトでも本当に滋養になる成分が大きなトマトと同じだけあるいはそれ以上に含んでいるとすれば、小さいトマトのほうが摂取するカロリー量は少なくてすむのだから、好都合ではないか。そこでふと気がついたのです。
何でもかんでも大きくて立派なものを求めてきたことによって、肝心な部分が水増しされたような野菜をたくさん食べてきてしまったのではないだろうか。
「よし、少しずつ、何年も掛けて、この屋上で野菜を飼いならして、元の姿に近い野草へ近づけていってみよう。」という試みが始まったのです。
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