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エクセルギーハウスの不思議な体感のしくみ(その2)

冷房時のエクセルギー消費速さ比較のコピー


■エアコンの不快な理由がわかった:keyword■

多くの人がエアコンは不快だと感じています。長時間エアコンの部屋にいるとだるくなる、次の日がつらい、など。

足元が冷えるのは、そこに風が当たるから、など、その不快の部分的な説明は行われてきましたが、長時間エアコンの部屋にいるとだるくなる、というような総合的な特性について説明することは、できないで着ました。

しかし、近年の、宿谷昌則先生、岩松俊也先生方の研究で、人間の体におけるエクセルギー消費速さが調べられて、「快適」の構造が、数値で示されるようになってきています。

その一環で、エアコンの不快さも説明されています。

通常の木造の家では、一般的なエアコンをつけて室温を26度ぐらいにしても、床、壁、天井、などの表面温度は30度ぐらいはあります。


「床、壁、天井、の表面温度?」「それがどうしたの?」「そんなことが何に関係するの?」と思われるでしょう。2階でエアコンをつけた時の経験を思い出してください。能力のあるエアコンで室内を26度にしても、ちっとも涼しく感じないという記憶をお持ちのはずです。それは、2階の天井の温度が40度を軽く越していたりしたからなのです。室温だけではないのです。床、壁、天井の温度も、私たちの涼しさ感を、大きく左右することが、あまり知られていません。その点も、エクセルギーハウスが着目しているところです。



では、エクセルギーハウスでは、

仮に室温が30度だとします。
床、壁、天井の表面温度を下げる放射型冷房の仕組みですから、例えば、床、壁、天井の平均温度が概ね26度ぐらいになります。

そのときの、体感温度は、人によって異なりますが、28度程度だったとします。

この体感温度を、自慢したいのではないのです。もっと大切なことがあるのです。それは、快適さです。

エクセルギーハウスの涼しさは、一日中そこにいても、エアコンの部屋で経験する、「だるさ」などの不快感が無い、快適さなのです。他では体験できない不思議な体感です。

この快適な涼しさと、エアコンの不快な涼しさとどこが違うのか。

そこには、「人の身体に負担をかけている量」の差があった、ことが、近年の研究で明らかにされたのです。



「人の身体に負担をかけている量」(人の体のエクセルギー消費速さ)を比較すると、エクセルギーハウスでは、2.0w/㎡という、ほぼ人間が暮らすための、最低必要消費になっていますが、一般のエアコンの部屋では2.6w/㎡と約3割も多く消費されているのです。この差が、快適、不快の原因だったことが示されました。


つまり、一般のエアコンの部屋に比べ、エクセルギーハウスは、私たちの体にかかる負荷が少ないということが、数値でしめされたのです。


「室温よりも、床、壁、天井の表面温度の方が低い、夏のエクセルギーハウスのような環境は、室温は低くても、床、壁、天井の温度の方が高い、という一般のエアコンによる環境よりも、人の体に負担をかけない暮らしを実現できる」

これからのライフスタイルが、はっきりと見えてきます。

それは、「大量に消費しなければ快適は得られない」という迷信から、「適当な最小限の消費こそ快適をもたらす」
への転換なのですね。
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