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世界に誇れる日本の田圃

tambo 水田決議
■「人の手が加わっている環境の方が生物多様性が高い」こともある:keyword■


第10回生物多様性条約締約国会議(COP10)が、10月に、名古屋で開かれます。
そこで、日本が提案する「すごい内容」が決議採択される見通しになってきていることを伺い、驚きました。

数々の湿地がラムサール条約によって、保全されてきていることは有名です。そうしたことが前面に出てきていますので、「生物多様性を図る」とは、「人間の手の加えられない自然を保全することが中心」のように感じられてきています。しかし、「人の手が加わることも、生物多様性実現のためには重要」なことを学びました。

日本の里山、田圃は、周辺の森の下草刈りに至るまで、小まめに人間が手を加えなければ、成り立たない環境です。そうした環境は、他の放置された多くの自然環境に比べても、世界に稀に見る生物多様性の高い環境であることが立証され、良好な農業を展開してゆくことが、豊かな生態系作りに有効なことが示されています。

水田は、世界114カ国に広がっているそうです。
そこで、日本は、COP10の前哨戦であるナイロビ会議(5月19日)で、「人の健康や伝統文化だけでなく、多くの生態系による恵みも支えてきた水田および、その水面を重要とし、その生態系に配慮した農業計画を作ってゆこう」
と提案して、その方針が固まったそうです。

日本の国も、大切な提案をしてきているのですね。
もっと、こういうことをメディアで取り上げてもらい、私たちの自信にしてゆけたらと、思うのですが。

NPO田んぼの岩渕 成紀氏らが大活躍して実現して来ています。このポスター(ポスターの一部を抜粋)はその際に配られたもので、5000種の田んぼの生き物たちの名前が、絵の背景に刻まれているそうです。http://www.npotambo.jp/ramfesta-2010.html
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