
■エクセルギーハウスにいたるまで、建築学会の活動:keyword■
もう20年近くになります。「雨」という切り口で、建築をみなおしてみよう、という活動が建築学会で始まりました。鈴木信宏、神谷博、岡村昌義氏ら建築領域のメンバーに、生態、造園、温熱環境、衛生など、様々な分野の方が加わって、討論が始まりました。その検討の成果は、「雨の建築学」「雨の建築術」という本になって、建築学会編で、出版されてきました。
かなり変った検討領域だったと思います。しかし、使うというイメージの「雨水利用」という言葉に代わって「雨水活用」という概念を構築しましたし、「雨をかりてかえすことによって、つくる」という表現もあちこちで使われるようになってきました。
はじめは、時期尚早、という感がありました。しかし、最近は、こうした内容に対する関心がかなり高まってきているようです。
期待に答えたいという、出版社の意向により、「雨の建築術」が技報堂から、今月、再版されました。韓国版も韓国の出版社が準備しています。そして、この暮れには「雨の建築道」という、新しい本が、英語版付で出版される予定です。
エクセルギーハウスにも、こうした学会の研究内容が反映されています。
どうぞ、本屋さんで覘いてみてください。
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