
■青鬼集落、雪深いところの家:keyword■
シンプルです。大地に対し、お椀を伏せたような単純な形です。同じような建物が並んでいます。しかし、曲がれくねる道に、逆らわないように配置されています。少しずつズレを持ちながら並ぶその姿は、穏やかで、リズミカルです。
雪が多く、寒いので、熱が逃げにくいお椀伏せ型になっているのでしょう。雪が落ちやすいように屋根勾配が急なのでしょう。
屋根まで届く積雪のために、2階からも出入りができるようになっています。
地域にあった建物の表情は魅力的です。私たちの住まいも、今という時代と、ここという場所によって特色付けられ、住まい手がそれに「暮らし」という色を添える、となるといいですね。
まだ、現代の日本建築は出来上がっていないのです。
http://architecta.blog64.fc2.com/blog-entry-73.htmlよく見ると、赤い消火栓の送水口が、積雪に合わせて、低いところ、高いところ、中間、と3箇所備え付けられていることがわかります。
地域による暮らし方の違いは、本当は、私たちが意識している以上に大きな差なのかもしれません。
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