
■少しだけエネルギーの流れのルートを変えさせてもらう:keyword■
時々、原点に戻る習慣が大切です。地球環境のとらえかたを変えていかなけれいけないと、ずっと思ってきています。どうか、一緒に考えてみてください。
http://architecta.blog64.fc2.com/blog-category-3.htmlこの図はNASAが作成したものです。
この図からわかることは、地球には常に太陽から一定のエネルギーが与えられ、それと同量のエネルギーが、常に、地球から放出されている、ということです。入ってくる量と出てゆく量が同じで、それが長い間安定していたので、様々な生き物が生存する心地よい環境が実現していたのです。つまり、エネルギーは流れなのです。
「地球でエネルギーを創る事や、エネルギーを消費する」ことは、理論的にありえないことを、物理で習いました。しかし、巷では、中世の頃からあいも代わらず、いかがわしい錬金術的誘惑が横行しているので、「創エネ」や「省エネ」などという、間違った用語を、学者ですら使っている始末なのです。
もし、宇宙からあるいは他の惑星からエネルギーを運んでくれば、確かに地球上のエネルギーは増えます。しかし、それと同じ量のエネルギーを常に上手に吐き出していなければ、地球の安定は壊れ、生き物たちも生息できなくなります。そんな危険な試みを又、次世代の「錬金術」として、うそぶいている人もいるようです。
たとえば、太陽の光(エネルギー)は、地面に到達して、一部は大地を温め、一部は、反射して空中か、あちこちに散らかってゆき、だんだんどこかへ広がってゆきます。しかし、それ(エネルギー)は最終的には大気圏から外に、宇宙に、流れ出ているのです。
そうした、身近なエネルギーの流れのルートを少しだけ変えさせてもらおう、というのが、エクセルギーハウスの仕組みです。ほうっておけば、自然に散らかっていってしまうものを、少し集めて、熱として室内を暖めるために活用しよう、といった視点です。
この自然に散らかっていってしまう感じが、人間には消費しているという風に感じられます。そこで、かつての物理学者は考えました。エネルギーは消費できないけれども、わたしたちは何かを消費している感じを抱いている。それは一体何なのだろう。結果、それは物理学的には「エクセルギー」だ、ということになったのです。
そこで、「ほうっておけば、自然に消費されてしまう身近な資源性(エクセルギー)を活用して暮らしてゆこう」と、その具体化を進めています。
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