■効率の良い濃縮方法から目をそらさない

除染よりも濃縮の行方対策に正面から取り組む必要がありそうです。となると、効率よく濃縮してくれる方法が気になります。都市内で、放射線濃度が高い場所として、ゴミ焼却場や、下水処理場が話題となっています。これらの場所は「除染したい」と思い続ける立場からすれば、嫌われ者で、自分の近くから排除したい存在として、認識され始めています。しかし、これらの施設は実は、効率よく濃縮してくれる貴重な施設なのです。
排除の対象などと考えるのは以っての外です。こうした施設をどのように活用しようかと検討することが大事なことに気がつきます。
その意識が育たないと、身近にあるもう一つの濃縮機関に危うさがあることに気がつくことになります。それは、私たちの肉体です。ゴミ焼却場や、下水処理場と同じくらいの濃縮力を持っています。
つまり、私たちは私たちの同胞の肉体を、除染という意識から、排除、抹消しかねない、ということなのです。除染が差別形成の言語と化することのないように、十分に目を配っている必要があるかもしれません。
スポンサーサイト
- http://architecta.blog64.fc2.com/tb.php/251-d1f08e84
0件のトラックバック
コメントの投稿