■室内の空気を温めず、建物を温める

エクセルギーハウスの公共のモデル、「雨デモ風デモハウス」では、エクセルギーハウスと一般の住いの特性比較が市民の手で進められ、体感の違いがどんな原因によってうまれているのかを、学習しています。この冬は16件との比較が行われました。これは、そのうちの典型的な3軒との比較(2月の4日から6日の平均外気温3~4度の寒い時期です)です。
青色線が示すYさんは、あまり暖房をしない暮らし方です。一日の半分ぐらいが10度以下になっていることが分かります。緑色のAさんと紫色のNEさんは、結構暖房をしています。Aさんは夜暖房することが多く、NEさんは、昼暖房することが多いという違いがあります。暖房をしている時は、グラフの線が上下に細かく変動していることが分かります。そして、暖房を切ってしまうと、どちらもすぐに10度以下に下がってしまっているところが有ることが分かります。
赤線がエクセルギーハウスです。4日、5日は天気がよかったので、昼間太陽光で温めたお湯だけで建物が温まっていることが分かります。重要なのは、日が落ちてもその暖かさが急に下がることがなく、次の日の朝まで15度以上を保っていることです。天気の悪かった6日は、太陽の変わりに昼間数時間だけペレットストーブで作るお湯で建物を温めています。すると、同じように次の日まで暖かさが保たれています。自然の力だけで暖かく過ごせていることが示されています。
普通の家では暖房が切れてしまうとすぐに寒くなってしまいます。そこで、何回も暖房しなければ成りません。そして切れてしまうとすぐに10度以下に下がってしまいます。
普通の家では、室内の空気を温めようとします。一方エクセルギーハウスでは、建物自体を温めます。しかも、約3tぐらいの大量のお湯で温めています。お湯は自然界の中で最も暖かさを保つ性能が高い存在なのです。この違いが、示されています。
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