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ペレットストーブ(その1)

ペレットストーブ
■炎を楽しむ、地球環境対策、CO2ゼロ、燃料価格:keyword■

寝る前に、頭を空っぽにしたいので、テレビをつけることがあります。
何でも良いのです。うちの彼女には、「それのどこが良いの?」と言われますが、火曜?サスペンス劇場(毎日やっているのではないの?)など最高です。5分たつと寝てしまって、叱られています。

そのテレビに換わる良いものが見つかりました。
それはストーブの炎です。
暖かさが、踊ってくれるのが楽しめます。我が家にも、4年前に、ペレットストーブが来ました。スイングは、薪ストーブに比べると負けますが、暖かい色たちの舞、であることには変わりありません。その炎を見つめるだけで、心落ち着くひとときになります。
ほそぼそとした青い炎の石油ストーブとは、大違いです。

ペレットストーブは、木を細かく粉にして再度固めて、ペレット(ピストルの玉)状にしたペレットとよばれている燃料を燃やすストーブです。
タイマーでも自動着火、自動消火のできる便利なものです。石油ストーブと異なり、燃料をこぼしても、口に入れても大丈夫ですから、子供に燃料補給の手伝いをさせ、木のいい香りを覚えてもらうのにも最高です。

ペレットストーブは、木をペレットに加工するため等に、いくらかのCO2を出しています。ここら辺については、また後日触れますが、CO2を発生しない機器群の中に入っています。 
日本で、国が環境対策のツールとして認めて、まだ10年になりません。このあたりについては、ヨーロッパのいくつかのに比べれば、20年ぐらい遅れています。 
たとえば、日本と同じように森の多いスウェーデンやフィンランドでは、すでに、このペレットを含む薪等のバイオマス資源で、国内で使われているエネルギーの約2割をまかなっています。

「木を燃やしたらCO2が出るのになぜ、CO2を発生させないの」という疑問が出てきます。
まず、年々成長する分だけの木を使えば、資源としての木はなくなりません。
この毎年成長する分が、仮に、間伐され、山に放置されたとします。
すると、土に還るまでに、バクテリアなどに食べられて朽ちます。その際に燃やすのと同等のCO2が発生するので、山で朽ちさせても燃料として燃やしてもCO2の発生量は同じということで、「木を燃やしてもCO2は増えない」という現象です。

石油の価格が高騰して来ていますので、燃料として、高いといわれてきたペレットも、あと少しで石油価格と同じになるだろう、というところまで来ています。したがって、日本においても、ペレットストーブの需要が急加速しています。

写真右は、東京の山で、山を守る活動の一環として、ペレットを製造しhttp://www.tokyopellet.jp/、ひとりで、袋に詰め、その普及をはかっている川尻哲也氏です。私も、彼のファンの一人です。 普及のための技術的な検討などのために、多くの貴重な時間をいただいています。
写真左は、神宮司眞人氏です。自然エネルギー活用の電気設計をこなしながら、神田で、「素材の源の環境改善の成果としての『おむすび茶屋』」という画期的な飲食店をマネージメントし、大ヒットしていますhttp://chiyodaku.jikyujisokuya.jp/。私も、私たちの活動も、長きに渡って育てていただいています。
その隣は、エコハウスの勉強のためにドイツから訪ねてきてくれた当時学生のオスターマイヤー氏です。そして、うちの彼女です。
(続きます)


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