■一歩ひいて暮らし方を見つめる

「和尚の話は聞くものだ。」と言うのがありますが、檀徒などの立場に有るわけではありませんが、日野の安養院の住職から頂くお話は、いつもいろいろなことを考える機会になって、ありがたいのです。
5の字のように見えますが、これは短いものだから5の字に見えるので、長いものは灰色のところ一面に往って来いの茶色の線がめぐらされます。
はて、これはいったい何なんだろう。「そのぐらい長くなると9時間を刻む時計になる」とうかがって、びっくりです。
灰色の部分は、まさに灰です。茶色のその長い線の部分は香の粉の土手です。その土手の始まりの部分に火を着けると、うまく行けば、その火が走って消えるまで、正確に9時間を刻むのだそうです。
その日の時を刻むために、毎朝、この香の土手をあらかじめ丁寧に刻むのが、僧の修行なのだそうです。
一日の時をどのように刻んで暮らすか、もう一度考え直してみようと思いました。
スポンサーサイト
- http://architecta.blog64.fc2.com/tb.php/261-e9e3895c
0件のトラックバック
コメントの投稿