

■「木を植える男キット」、世界遺産熊野の森、
エクセルギーハウスでは、植物を大切にします。密集市街地に立地する等の理由から、どうしても植物とともにある様にできない場合には、「植物の機能」を大切にしています。この機能については、又、別の機会に触れたいと思います。
植物、とりわけ森を大切にしたいものです。福西紘次氏は、世界遺産に登録された熊野の森を本拠とする「木を植える男」です。
私は福西氏のお話を伺うのをいつも楽しみにしています。森にとどまらず、話は無限に広がっていきます。森が如何に大切かが身につき、我々も、森と同じように育ててもらえます。その話の中で、時々、具体的な物を作って見せてくれます。
ある日、竹を切ってきて、プランターになるように加工したものを、拝見させていただきました。そこには10cm程度に育った、しいの苗木が植えてありました。福西氏は 日ごろ、ひたすら、どんぐりを拾い、芽を出させ、沢山の苗木を下こしらえしています。それをまとめて山に植えに行くのです。
私は、この竹のプランターがあれば、都会でも苗木作りに参加できるのではないかと思いました。日ごろ、山に出かけることができない人でも、都会のマンションのベランダで、苗木を育て、数年後に、愛着とともに、苗木をまとめて山に植えに行ったり、誰かに渡して植えてもらうというのも、森を大切にすることの普及活動としては、とても良いのではないかと思ったのです。竹のプランターの寿命と追いかけっこでしょう。それも山の土に還します。
早速、このプランター、山の土、どんぐりあるいは幼苗木等をセットで、「木を植える男キット」として、普及できればと思いました。エクセルギーハウス横浜の住まい手にも、お話しました。ちょうど、玄関へのアプローチの約20mほどの手すり状プランターにぴったりだったので、そこに、採用していただきました。
山の木が、小さな竹の中で育つのでしょうか。心配でした。それが驚きです。見事に成長しています。住まい手の心遣いに感謝です。福西さんはめったに関東へ出てきたりしません。でも、「育っている様子をぜひみたい」ということで、エクセルギーハウス横浜の住まい手に連絡され、いらしていただきました。
この「木を植える男キット」はNPOグリーンネックレスによって、小金井の駅前等にも、設置されました。お問合せは当面、グリーンネックレス
http://www.green-necklace.org/か、NITO環境建築
http://dp57304190.lolipop.jp/index.htmlが良いと思います。
写真上がエクセルギーハウス横浜のリビング。右に福西氏、左にエコメッセ
http://www.npo-ecomesse.org/modules/whatsnew/の大嶽貴恵さん
http://ootake.seikatsusha.net/です。大嶽さんも福西さんの熊野を尋ね、「木を植える」に参加されたこともあり、住まい手と御一緒できた、楽しいひと時になりました。写真下は、玄関アプローチの、よく育ってしまい、竹の鉢部分が覆われてしまって見えなくなっている「木を植える男キット」の様子です。中央はNITO環境建築の二戸氏です。
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