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太陽熱温水器(その2)

妙蓮寺の家2

■太陽光発電、給湯、暖房、OMソーラー:keyword■

太陽熱温水器は、太陽光発電に比べ5倍ぐらい効率の良い、すぐれた設備です。
特に、太陽のエネルギーを用いて、熱を得ようとする場合には、断然、太陽熱温水器の勝利です。なぜならば、太陽光発電で、発電した電気を、電気式床暖房などに用いると、電気から熱に変えるところで、さらに、無駄が加わるからです。

したがって、太陽熱温水器は、給湯や、暖房に使うのに、適しているといえます。
太陽熱温水器が導入され始めたころ、風呂好きの私たちは、風呂の湯を賄うのに、もっぱら使用しました。したがって、太陽熱温水器は、夏はとても役に立つけれども、冬は温度が低いことがあって使いにくい面がある、というイメージになっているようです。しかし、私たちの頭が風呂優先になっていたので、お湯が、太陽熱によって40度以上にならない冬の日は、お風呂のお湯が得られませんが、そういう日でも30度程度が得られていれば、十分、暖房に役立つことに気がつかなかったのです。

つまり、太陽熱温水器で作った温水は暖房に向いていることになります。エクセルギーハウスでは、この太陽熱温水器の性格を十分に活用しています。(次回に触れます)太陽光発電の、適している使い方についても別の機会に触れます。

さて、太陽光を活用するのに、お湯を作るのと、電気を作るのとに触れました。これらに先立って、太陽光を、直接、建物に取り込むことを忘れないようにしたいものです。冬、日射が奥まで入りやすいように、南側に、大きな窓を開けたり、欄間や、天窓を開けたりする工夫です。単に大きくあけすぎると、日の差さない日には寒くなりますので注意が必要ですが。太陽光によって直接建物内を暖めるのは大切なことです。

私は学生のころ、建築家奥村昭雄先生の作品や、著作に、出会い、感動しました。以降、ずっと教えられてきています。 OMソーラーは、その技術を追求し続けている、住宅産業界では、数少ない、技術の原点がしっかりした活動として、私たち専門家は受け止めています。OMソーラーでは、太陽光を直接屋根に取り込み、その温まった空気を床下に送り込むという方式により、やはり太陽のエネルギーを活用しています。

奥村先生は、素晴らしい暖炉もたくさん設計されておられます。写真は、その一つです。
(建築資料研究社の冊子「暖炉周りの詳細」より)
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