
■おしゃれ、修繕、ファッションデザイン:keyword■
渕岡玲己氏のコレクション
http://fuchioka-fieldofcolor.blogzine.jp/nw/に行ってきました。
かつてはステージ衣装を中心にデザインしておられました。
吉永小百合さんや倖田來未さんの衣装なども手がけてきています。
ここのところは、アトリエ活動に専念し、海外はもちろん、作品発表に力を注いでおられます。
15年ぶりにお会いしました。
以前どおり、全く気取らない方で、以前より、また、さらに素敵です。
渕岡氏は、自分でパターンを起こし、自分で縫い上げます。
そして、現在は、和の古着を探して歩き、それをパッチワーク的に縫い合わせ、和の質を持ちながら世界から注目される作品を作っておられます。
「どこか、痛んできたら、またそこの部分を直しますから、そうすると、またさらに素敵になったり、そういくことができるように作っています。」
「愛着が大切です。」
15年を経て、またうれしいお話をいただきました。ファッションデザインの世界でも、世の中は一巡して、自分でパターンを起こし、自分で縫い合わせるデザイナーが、「愛着」を大切にして、世界から熱い視線を集めています。
私たちの建築も、同じように一過性ではない、「愛着」を大切にしています。
そこには、大切にするという、いくらでも重ねてゆくことのできる素晴らしい文化があると思うのです。
「おしゃれ」も、そうした文化の一面でしょう。若いうちは、チャラチャラしていることが、「おしゃれ」でもよいでしょう。いろいろにチャレンジし、学習することが年を重ねた際の肥やしになっているはずですから。
でも落ち着いて家でも構えようかという時には、基本の部分がしっかりしていて、それに、場や、季節の演出としての「おしゃれ」が加わって移ろう、という具合であれば、素敵ですね。
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