
■地域の常在菌、納豆、住まいの常在菌:keyword■
しめ縄を作っているのではありません。わらづとを作っているのです。
市販の納豆は、わらづとに入っていても、そのわらづとに付着している菌を用いているものは、ほとんど無いのだそうです。驚きです。
体にとって大切なのは、地域の常在菌と仲良くすることであり、地域の常在菌にお世話になることだそうです。
そして、わらの種類によっても、藁に自然に付着している菌の種類が異なるのだそうです。
そんなわけで、民間稲作研究所では、東北大学の大学院生が、その実験のためのわらづとをせっせと作っていました。
まだまだ、立証するのには時間がかかりますし、多くの研究者の方の参加をいただきたいと思っていることですが、同じ様な事が、建物でもいえるのではないかと思っています。
新建材で作った家には、地域の常在菌が住んでくれにくいのではないか。
「家に最初に住んでくれる菌の素性が、私たちの体にとって重要なのではないか」
と仮説を立てています。
私たちの体は、その皮膚の常在菌によって守られています。
良質な納豆は、納豆を包み込むわらづとの常在菌によって誕生します。
そこで、「私たちの体も、それを包み込む住まいの常在菌に作用されるのではないか。」
という仮説です。
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