
■物を減らして暮らす、一緒になって暮らしのイメージを描く:keyword■
エクセルギーハウス安孫子は、おかげさまで、もう少しで、スケッチのような姿を、現わすまでになりました。
しっかりと打ち合わせ、設計したのですから、基本的には、工事に入ってから大きな変更はありません。使い勝手で棚の位置や、照明の高さなどの調整のための打ち合わせが始まっています。
しかし、こうした打ち合わせには、実は建物が出来上がってからの暮らしを、完了前に想定演習しているという、新しい暮らしを始める前の大切なプロセスが含まれているようです。
新しい家に馴染むのには、通常半年ぐらいはかかります。それが短縮できるのではありません。5年、10年といった長いスパンの、その家における暮らしのイメージが、組み立てやすくなります。
70を過ぎた、住まい手は、聖路加の日野原先生のように、モデルとなる年を重ねてゆこう、という意思を私たちに示していただいています。
住まいつくりの場面では、あれが欲しいこれが欲しいという風になるところです。
しかし、自分の身辺から、長年蓄積してきた多くの物体を遠ざけて、身辺をさっぱりさせようと、なさっておられます。
そして、同時に、
ダンスに、友と過ごす時間に、身近に沢山の心豊かな場面を作ってゆこう、
そうしたチャレンジを、大変だけれでも毎日重ねてゆこう、
となさっておられます。
その想定演習に参加させていただいたことになります。素晴らしいことです。
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