
■建物周辺環境、池を残す、樹木を残す、土を残す:keyword■
エクセルギ^-ハウス川越の基礎工事が始まりました。
住まい手は、畑をつくりたい。建物に植物を這わせたい。そんなお話をなさっておられます。
土地探しのときから、参加させていただきました。 購入が決まったときには、前のオーナーがまだお住まいでした。私もお会いしました。素敵な方です。
この土地には、池のあるすばらしい庭があります。これを残し、活かそうということになりました。
この話は前のオーナーも喜んでおられました。
通常であれば、建物のまわりのことは、建物の設計の際に、あまり検討しないことが多いようです。
しかし、最初から建物周りのことを考えておくのは、さまざまな意味で価値の高いことだと思います。
建物周辺に、雨水がしみこむ土の面があり、樹木が生き生きとしていれば、夏の暑さを防ぎ、冬の寒風をやわらげてくれるので、快適環境にプラスに働くのです。
その上、適度に池が加わっているのですから、この地はさまざまな生き物がバランスを保つ、快適な場であり、その快適を地域環境に発散する場所でもあるのです。
旧建物が解体され、地鎮祭をとりおこなったときに、更地ではなく、家はないのに、庭が、池が、
あるのです。住まい手と、その様子をじっくりと眺めました。
ところで、江戸時代の庭が、現代もそのまま活かされているところがけっこうありますね。浜離宮や清澄庭園は有名です。
かつて、都心に残る、それほど知られていない江戸時代の庭園について調べたことがあります。
意外な方々が、それらのかなりの部分を大切にして下さっていることが分かりました。
それは、海外の大使館の方々でした。
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