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現代の日本建築は、出来上がっていない(風土にそぐわない)

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■風土の違い、降水量:keyword■


戦後、人と人の関わり方について、大きな変更を迫られました。
ウエットな関係をドライにすることが一つの命題になっていたようです。
人間関係だけではありません。物の製造方法もウエットからドライへかえられてゆきました。

それが、今また、ウエットを大切にするようになっています。生漆喰を鏝で塗るという、「ウエット」工法に、さまざまな効果や役割があり、魅力があること、などを再発見しています。

ドライな気候のもとに誕生した西欧、そこへの憧れも強いものがありました。したがって、日本の風土も、実際の姿よりドライであるかのように誤解しやすくなっているのかもしれません。

熱帯雨林地域として、雨が多いと教わったタイの雨量よりも、日本の雨量は多いのです。その多さは、世界平均の1.5倍以上になっています。

気温においては、ベルリンの方が若干寒いけれども、東京とそれほど変わらないとも言えるでしょう。しかし、湿度の曲線は、ベルリンと、東京では全く反対を描いているのです。

世界中で、日本のように、寒さも暑さもあり、高湿も低湿もあり、多雨もあり、強風もあり、台風もあり、地震もあり、という多様性、それに基づく過酷性を示す風土は、それほど多いわけではない、というとらえかたが必要だということがわかってきます。

つまり、そうした日本の風土に適した建築が必要なのです。
「日本の風土に適した現代の日本建築はできあがっていない」ということには、こうした認識の不足が、深くかかわっていると思うのです。

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■風土の違い、湿度変化:keyword■

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