
住まいをつくることは、たいがいの場合一大事業です。そこに何を期待するかは、本当にさまざまだと思い知らされてきました。
「玄関の立派な家を作りたかった」「太い柱の家がほしかった」など、住まい自身を「物」としてとらえ、できるだけ「豪華な物」ができることを期待することなどはよく聞く話でしょう。
今、直面しているのは、そうした物自体に向けられるものではなく、物をつくりあげる過程に向けられる期待です。といって、壁塗りに参加をするなどのセルフビルドのことではありません。
「自分の家がもてることの感謝の気持ちを持って大工さんをはじめとする大勢の人と一緒になって家作りに参加する」ことなのです。具体的に手を出したり、口を出したりすることではなく、気持ちの参加なのです。そういう場面になると、私たちは「それぞれの専門の立場から家作りに参加できることの感謝の気持ちを持って、その家作りをすすめよう」となってきます。
なにか、当たり前のことのようで、そうでないようで、久しい感じもして、まさに現実で、ただ、良い家ができて当然のような。エクセルギーハウス我孫子の建設では、皆、緊張感と笑顔の絶えることのない日々が続いています。
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