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雨水が活躍するエクセルギーハウス(その1)

非常用水
■雨水活用、非常用水:keyword■

先日、日本建築学会の雨水国際シンポジュームhttp://www.skywater.jp/event/2009/20090221.pdfが開催されました。

専門家だけではなく、環境に関心のある方、雨水活用を勧めておられる方等、若手社員、主婦、ご年輩まで多くの方にお越しいただき、うれしさと同時に、
このような催しに、専門家以外の方々がこれほど多く参加されるような時代になったことに、
驚きを感じました。

建築学会では、「雨の建築学」http://w-rain.net/「雨の建築術」の出版が、建築における雨水活用の普及にいくらかの貢献ができたことを受けて、現在その雨水活用のガイドになるような、アカデミックスタンダードを作ろうとしています。

エクセルギーハウスも、雨水活用の、他の国にない独自の事例として発表をもとめられました。

エクセルギーハウスの考え方は、雨水に限らず、少し養分のある水や、堆肥など、その環境、そこにおける営みによって得やすさの異なるさまざまな身近な資源性を活用してゆくことにありますが、
ここ数日は、雨水活用の側面からエクセルギーハウスを捉えてみようと思います。

意外なことでしたが、普通の消防自動車には、1.5tの水しか積んでいないのだそうです。
エクセルギーハウスでは、住宅の規模によりますが、建物内を温めたり涼しくするために活用する雨水が、最大容量2~3tで溜まっています。つまり、普通の消防自動車が到着する前から、消防自動車が積んでいるのとほぼ同量の水を蓄えていることになるわけです。

消防の初期活動に使えますし、地震の後などに遭遇する水道断水時のトイレのフラッシュ用水にも使えます。

また主なエクセルギーハウスでは、80wのバッテリー付の太陽電池と、80wのダイレクトの太陽電池が、屋根の上に載っていますので、非常の際にも手くみ以外に、陽の出ている時はいつでも、夜間でも数時間、ポンプが使えます。

太陽熱温水器を屋根に載せて、冬の温かさを確保しているタイプのエクセルギーハウスでは、非常時に、お湯も使えるので、何かと汚れやすい非常時には役立つことと思われます。




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